観音寺概要

  寺の創建については不詳ですが、「開山・聖徳太子」と伝えられ、山号を「太子山」といいます。御本尊様は聖観世音菩薩(観音様)です。天明7年(1787年)に出された「拾遺都名所図会」に「本尊は観世音立像。源義経(牛若丸)の母、常盤御前の守り本尊なり」と記されており、その頃には既にあった様です。
  伏見城築城時、当寺は秀吉の命で向島に移されていました。徳川の世になり現地に戻され、そのゆえんか、寺の紋は徳川家の三つ葉葵です。江戸中期末頃に仏教の高僧で書道の大家でもある、慈雲尊者が観音寺におられた時、大いに栄えました。

  その後、明治の世になり8月の盂蘭盆会(お盆)の御先祖様お迎え「精霊迎え」の行事を行い、「九日、十日参り」の寺として親しまれています。大晦日の除夜の鐘は、どなたにも突いて頂けます。

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